マイクロスコープ(顕微鏡)につい

マイクロスコープ(顕微鏡)は、すでに、医科領域では、耳鼻咽喉科・眼科・脳神経外科・整形外科などで導入されております。人体を扱う手術において、精密治療を行うためには、不可欠なものとなってきました。
1990年台後半から、根っこの治療(根管治療)にも、応用されるようになってきました。当クリニックでは、これまで、各種のマイクロスコープの評価や実際の臨床での有益性など、時間をかけて十分な検討をしてきました。そして、ついに、2008年に光学機器メーカーでは、最高峰となるカール・ツァイス社製 (ドイツ)のマイクロスコープ(顕微鏡)を導入しました。

マイクロスコープ(顕微鏡)のイメージ1

歯科治療に、なぜ、マイクロスコープなの?

マイクロスコープ(顕微鏡)のイメージ2

私たちの歯科治療は、「手探りの外科治療」とも言われています。実際に目では見えないところを、勘と経験により、手探りで治療をしているというのが現状です。そこで、いままで見えなかったところを見えるようにすることで、手探りで想像しながら(guess work)行っていた部分を少しでもなくして、確実に目で見て治療することができるようになったのです。

目がいい人にはいらない?

たとえば、「目がいい人はいらないじゃないか」という話も聞きます。
しかし、視力がいくら良い人であっても、100m先のものは、ほんの小さくしか見えません。ところが、先を大きく拡大して双眼鏡で見たならば、とても良く見えるはずです。大きく拡大して見えるということは、いままで見逃していたものがどんどん見えることになり、精密な治療ができることにつながります。

明るく照らす有用性

とくに、根っこの治療では、抜群の効果を示します。
それは、マイクロスコープ(顕微鏡)のもう一つの機能が働くからです。それは、見る方向と明るく照らす照明の方向が同一であることです。拡大しても、そこに光が届かないと見えません。
それが、この視軸と照明軸の一致により、「明るくしながら拡大して見える」ということができ、根っこのすみずみまで見通すことができるようになったのです。