新世代歯科医療

 最近、「新世代歯科医療」について知る機会に恵まれた。これは、歯科医科統合医療ともいわれていおり、西洋医学と東洋医学を統合した医療ともいえる。
 米国では、不定愁訴症の患者さんのみならずガンのような難病に対しても、その全身疾患と歯科疾患との関係について研究や治療をしているアメリカン・アカデミー・オブ・バイオロジカル・デンティストリー(AABD)という学会がある。その世話役であるアンドリュー・ランマーダン先生によると「全身疾患の90%は口腔に関係がある」という。現時点では、科学的な根拠に甘さがあるが、次のような治療例をご紹介する。患者さんは60歳の米国白人女性。内科医である主治医は統合医療に精通しており、その結果、ガンの根本的な原因は、根管治療した前歯と抜歯後にできた不良骨空洞にあるという診断であった。そこで、ランダーマン先生が紹介され、治療を担当することとなった。根管治療により神経経絡の寸断を引き起こした5本の歯牙の抜歯と、下顎の智歯抜歯後の不良骨空洞の治癒を行うことになったのである。末期ガンのため化学療法も行われていた。とても末期ガンとは思えない明るさを持ったその患者さんに対して、局所の麻酔で5本の抜歯と不良骨空洞の処置を1時間ほどで終えた。その直後から、患者さんは、精神的に昂揚した状態となり、明るくぺらぺらと話し始めるほど元気になっていた。こうした治療により、すでに83症例のガン患者を治癒させた実績があるという。これまで、歯科治療は、歯を残すための努力をしてきたが、神経経路を寸断された歯は、全身疾患との関わりを見ると、早期に抜歯が必要となることを示している。「ガンの源の歯を棺桶に入れるか、ガンの原因の歯を抜かずにあなた自身が棺桶に入るか、どちらを選択しますか?」とランダーマン先生は、語っているのであった。
 以上、日本歯科新聞の記事を要約して解説したが、全身疾患と歯科疾患の関わりとしてとらえると、きわめて興味深い内容である。現状では、日本において、こうした治療が妥当な医療として支持されることはないが、今後の研究や科学的な根拠の積み重ねがあれば、歯科医療の新しい分野として方向づけられるかも知れない。
 当診療所では、以前より食生活と歯科疾患、全身と歯科の関わりなどから全人歯科医療の研究をしてきている。これからは、国際的な視野からこうしたニューウエーブにも目を向けて、統合歯科医療を研究し、より良い歯科医療を提供していこうと、志を新にした次第である。

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