新山神社裸まいり
1月の寒い最中、由利本荘市の新山裸まいりを家族で見に行ってきました。どういうものか調べてみると・・・。日本海からの強風の中、白鉢巻、白腹巻きにしめを巻き、白足袋にわらじ掛けといういでたちで、それぞれ団体を組み、「ジャヤサ、ジョヤサ」の掛け声とともに標高148mの東山山頂にある新山神社を目指します。103段の石段のある延長2キロメートルに及ぶ参道を鏡餅や酒樽、寒鱈などの奉納する品々を担いで一気に駆け上がるものだそうです。
当日は、気温がかなり低く、吹雪いていたため、私自身は見に行くのをためらっていたのですが、どうしても行きたいと家族に言われ渋々出発しました。車で40分かけて目的地近くまで到着。神社は少し山を上がったところにあるため、坂道をしばらく歩いて行くと、まいりを終えた裸にコートを羽織った若者たちとすれ違いました。話しかけてみると、もうすぐ終わるというではありませんか。急いで進み、神社の鳥居まで来てみると、遙か遠くまで続く石段があり、見るだけで圧倒されました。石段も雪が積もりツルツルでほぼ斜面になっていました。子供には厳しい足場なので抱っこしておんぶして一段一段踏みしめて上がりました。登り終えたときにはかなり息切れと動悸を感じていました。そこからさらに徒歩で進みようやく神社に着きました。ちょうどその時、最後の団体のまいりを辛うじてみることができました。裸姿の若者がみかんや餅、お札などをばら蒔いてくれたのでなぜか本気になってみかんをゲットしている私がいました。由利本荘警察の御一行もまいりに参加しており、安全を祈願していました。辛い修行のような行程でしたが、おまいりにより今年一年良い年であればこれ幸いだなと思いました。(y.i)