未来健康通信2022年7月号

【理事長Dr.Satoの月いちレポート】

「ライン、始めました!」

早いもので2022年ももう半年を終え、7月になりました。今年は、5月からショートメールサービスを開始しましたところ、皆様からのレスポンスがとても良かったのでホッとしています。現在は、主に定期的な歯石除去やクリーニングのお知らせとして送信しております。次の課題としては、やはり、無断キャンセル(「予約のすっかり忘れ」「予約をすっぽかし」等)を防止するために、特殊な治療や長時間処置などの場合の事前連絡に使うことも検討しています。とは言え、これがまた、事務方の業務負担とならないように配慮が必要となる点がこちらの事情なのです

●ショートメッセージサービス(SMS)の復習
携帯電話に「送信者の電話番号」「本文」「送信日時」を送るシンプルなテキストメッセージサービスです。通話と同様に送信する側のみ料金が発生し、受信した皆様の費用負担は、全く発生しないのでご安心下さい。

さらに、いよいよ港町歯科クリニックでも、ラインによる配信を行うことになりました。ライン始めます、ということを正確に表現すると、「LINE 公式アカウント」を導入し、その各種の機能とサービスを使用して、皆様に当クリニックからの情報提供をいたします、ということです。
こちらの機関紙「未来健康通信」も、ペーパー(紙)からデジタル通信へと変わり、ラインに移行する予定でおります。この度、ラインの初期構築が終了したので、皆様には、「お友だち」登録をしていただきますようお願いします。お友だちになってくれた皆様には、メッセージ配信をいたします。また、ラインの機能を活かしたお得な情報等も、お知らせする予定です。

「お友だち」登録はこちらから

LINE ID:@minato-dc

ライン導入にあたっては、長い時間をかけて準備を整えてきました。かといって、まだまだ物足りない点が多々あることを承知してスタートを切ります。まずもって、多くの皆様のお友だち登録が目標となりますので、よろしくお願いします。
いよいよ本格的な夏に突入となります。診療室内は、涼しげな環境をこしらえております。スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちいたしております。


【特集】「歯周病と全身との関わり」

お口の病気である歯周病がからだの病気に関係するということを、みなさんは耳にしたことがありますか。歯周病が全身の健康に及ぼす影響については、長年、国内外で研究されてきました。
慢性的な歯周病は、歯周病菌やその菌が産生する毒素、炎症反応性物質などが、歯ぐきの毛細血管を通して、全身のあらゆる組織に送られ、それぞれの組織で悪影響を及ぼします。歯周病菌自体が直接悪さをすることもあれば、歯周病菌が起こす炎症が引き金となって全身疾患に拡大することもあります。
今回は、特に歯周病と関連が強いと考えられているからだの病気をいくつか取り上げて説明します。

●歯周病と糖尿病との関わり
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなり、血糖値が慢性的に高いままになってしまう病気です。
インスリンは、あらゆる細胞への糖の取り込みを促し、血糖値を下げる働きをしてくれる唯一のホルモンです。歯周病が悪化し、炎症が拡大してしまうと、炎症反応性物質が体内へ波及します。それにより、インスリンの働きを阻害してしまい糖尿病を悪化させてしまったり、糖尿病の合併症(網膜症、腎臓病、神経障害など)の発症リスクも高まります。

●誤嚥性肺炎と歯周病
肺炎は細菌やウイルスが肺の奥にある「肺胞」に侵入して、炎症を起こすことで発症します。肺胞は酸素を血液中に取り込んだら、二酸化炭素を血液中から排出するガス交換の役割を担っているため、肺胞に炎症が起きてしまうと、酸素と二酸化炭素の交換が上手くいかなくなり呼吸困難になってしまいます。
高齢者の肺炎の大部分は、「誤嚥性肺炎」と報告されています。誤嚥性肺炎は、本来「口→食道→胃」の順番に入るはずの食物や唾液が誤って「口→気管→肺」に入ってしまうことが原因です。食物や唾液に含まれている細菌やウイルスが肺胞で増殖し、肺炎を起こすため、口の中の細菌(歯周病菌など)の量が多い人ほど、誤って肺に入り込んだときに誤嚥性肺炎になりやすくなるのです。

そして、これ以外にも、妊娠中の場合、慢性的な歯周病により歯周病菌や炎症性反応物質が血管を通し子宮筋に作用して、子宮の収縮を早めることで早産や低体重児出産のリスクが高まると言われています
妊娠中は女性ホルモンの関係で歯肉炎になりやすいと言われています。また、つわりなどで口腔内の衛生状態が悪くなりやすく、歯周病には特に注意が必要です。



このように、歯周病は進行するとお口の中だけではなく全身にも影響を及ぼしてしまいます。そのため、歯周病の予防はお口だけでなく、全身のためになるということが分かります。歯周病の予防としては、口の中を清潔に保つために、お家でのブラッシング(ホームケア)と歯科医院での定期的なメインテナンス(プロフェッショナルケア)の両方がとても重要です。
歯周病は痛みなく進行しますので、油断はせず口腔内のケアをしっかり行い、歯も身体も健康でいられるように頑張りましょう。


【Drブログ Dr岩波 洋一】

「薪ストーブの現実」

 
これから梅雨の時期になるところですが、雨のない休日には薪割りに勤しんでいます。
薪ストーブの家が最近増えていますが、我が家も今年で薪ストーブ6年目に突入です。
冬は圧倒的な暖かさで身体の芯から暖まることが大きな魅力です。その恩恵を受けることと引き換えに、薪を準備するのが大仕事です。薪は割ったあと、しばらく乾燥させないとよく燃えるいい薪として使えません。1年2年と乾燥させると色が薄くなりいい燃え方をします。よくまわりから「薪ストーブいいですねえ」と言われますが、意外と苦労の多い代物です。まず、薪を割るのが大変。トラック2台分の薪の玉切り(45cm幅で切ったもの)が届きます。太いものはかなりの重量なので、肩・腰にダメージが出ないよう自分の身体と相談しながら運んでいます。次に、虫が家の中に入りやすいこと。薪の中に潜んでいる虫が突如出てくることがあります。虫が苦手な人には不向きと言えます。意外と薪ストーブの現実はきびしいものですが、冬は火を見ながら幸せな気分に浸れるため、身体の続く限りがんばろうと思います。



【Q&A 】

今月の担当 Dr.ふじた ひびく

 

Q.強い力で磨けば歯垢は取れますか?

 

A.軽い力でも歯垢を落とすことができます。しっかり磨こうとするとつい力が入りがちですが、強い力で磨くことで歯ブラシの毛先が広がってしまい汚れを落としにくくなります。また、歯ぐきを傷つける原因にもなりますし、歯の根元がすり減り窪んだ形になるといった、悪影響を引き起こす可能性もありますので、力の入れすぎには注意が必要です。

正しい歯磨きを行うにはまず歯ブラシの持ち方が重要です。ペンを持つように握ると強い力が入りにくいのでオススメです。そして毛先を歯と歯ぐきの境目に当てるようにし、優しい力で小刻みに振動させるように動かします。

また、歯ブラシの交換時期は1か月が目安です。それよりも早くに毛先が広がる場合はブラッシング圧が強い可能性がありますので参考にしてください。

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