未来健康通信2026年2月号
【今月の特集】
『予防歯科の常識と非常識』
《常識1》
歯周病は歯を失う怖い病気 → ☓
セルフケアと歯科のサポートで歯は残せる → ◯
[歯を失う怖い病気]というイメージが強い歯周病ですが、短期間で歯がグラグラになり抜け落ちてしまうことは普通ありません。統計的には歯周病になりにくい人が1割 、進行しやすい人が1割で、残りの8割はゆっくり進行していきます。 歯周病を予防するにはセルフケアだけでなく、歯周病の早期発見が重要です。 早く異常がわかれば、その分早く手が打てます。そのためには、歯科医院で定期的に健診を受けることが大切です。もし歯周病になって治療を受けたのなら、治療が終わった時が歯を守る新たなスタート地点です。 再発を予防するためにメインテナンスに通いましょう。
《常識 2》
歯周ポケットは歯ブラシできれいに磨ける → ☓
歯ブラシだけでは落としきれない汚れがある → ◯
歯肉の溝の中は、プラーク(細菌の塊がたまり)が溜まりやすい場所で、溜まったプラークは歯周病の原因になります 。
そのために、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いでしょう。 ですが、歯ブラシでは溝の中のプラークは完全には取り除くことができません。そして、溝の中に無理に歯ブラシの毛先を入れて磨くことを続けると、歯肉が傷つきやせて、虫歯になりやすい歯の根元が露出してしまいます。歯肉を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を、歯科医院で教えてもらいましょう。 歯肉の深い溝や歯周ポケットの中の掃除もお任せください。 歯と歯の間をデンタルフロスや歯間ブラシで磨くことと、虫歯予防のためにフッ素入り歯磨き剤を使うこともお忘れなく。
《常識 3》
虫歯になるのは甘いものをたくさん食べているから → ☓
甘いものは食べる[量]より[食べ方]が問題 → ◯
甘いものを控えているはずなのに、虫歯になってしまう。それは甘いものの[食べ方]に問題があるかもしれません。 飲食後、お口の中では細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出し(脱灰) 、その後時間をかけて唾液が 成分を歯に戻していきます(再石灰化)。 溶かす力が戻す力を上回る状態が長時間続くと虫歯になっていきます。 この時、甘いものの[量]以上に食べる頻度や時間が問題となります。ひっきりなしに甘いものがお口の中にあると、唾液が酸で溶けた歯を修復する時間が取れません。ですからのど飴を絶えずなめていたり、ドリンクをちびちび飲んでいたりすると、虫歯になりやすいのです。 野菜ジュースやスポーツドリンクなどヘルシーなイメージのものにも意外に砂糖は多く入っていますのでご注意を。
大題 飲食後のお口の中のPHの変化
題 間食が少ない人

題 間食が多い人

歯の悩みを解決しようと、思い切って歯科医院に治療にお越しになった方は、治療を終えた良い状態と残った歯を長持ちさせるため、歯のクリーニングをぜひ定期的に受けましょう。
【Drブログ】
Dr. 藤田 響
『紅白歌合戦に米津玄師が出場するそうです。』
紅白歌合戦に米津玄師が出ると決まった翌日に書いています。一回目は2018年の「Lemon」、二回目は2024年の「さよーならまたいつか!」、そして今年は「IRIS OUT」を披露するそうです。
僕は米津のライブに行くくらいには好きなのですが、そのときのMCで話していた、紅白歌合戦に関するエピソードがファンの間で語られています。一つは「紅白出場年の年末に39℃級の高熱を出していた話」。もう一つは「衣装に装飾がたくさんついていて袖が引っかかり、腕が動かせなくなってしまった話(2018年の紅白)」と「衣装の袖が長すぎてマイクが引っかかり、音を拾わない部分があった話(2024年の紅白)」。
ですので、米津ファンとしての今年の見どころは、「熱出すなよ〜」「袖引っかかるなよ〜」の2点に集約されます。「IRIS OUT」は公開されているのがアニメのMVだけなので、この曲を歌う本人の映像が見られるのは紅白が初めてです。どんな表情と演出と体温と袖さばきで歌うのか、年末の楽しみが一つ増えました。どうか健康でありますように。
【そこが聞きたい!Q&A】

今月の担当
Dr. いわなみ よういち
Q. 銀歯を白いかぶせ物に作り替えられる?
A. 歯の白いかぶせ物の素材には、プラスチック系レジン、セラミック、ジルコニアなど様々な種類があります。費用は、保険適用なら数千円(数千円〜1万円程度)、自由診療なら数万円から10万円以上と医院により費用が異なります。 費用を左右するポイントは、
①部位と被せ物の大きさ(インレーやクラウン)
②素材の違い
プラスチック系は費用を抑えられますが、見た目は歯本来の透明感がなく、徐々に変色し、劣化するため作り直しがちです。セラミック系は高品質のため見た目が自然で、変色は少なく、強度もあるため、長持ちする傾向にあります。白いかぶせものは咬み合わせなどにより適用部位や条件があるため、歯科医師と相談の上で、ご自身の歯の状態に合った素材と費用を確認することが大切です。








