未来健康通信2026年3月号
【今月の特集】
『ここが分かれ道。生え替わり時期の歯を守る!』
6、7歳頃から始まり、乳歯から永久歯に生え替わる「混合歯列期」は、歯で苦労しない人生をゲットするための重要なターニングポイントでもあります。日頃のケアやかかりつけの歯科医院の予防でお子さんのお口を守っていきましょう!

スッテプ1:乳歯から永久歯へ! 歯の生え替わりってどう進む?
・5歳頃の乳歯列は、上下10本ずつの乳歯が生え揃っています。顎が育つにつれ、歯と歯の間に隙間に出来て、永久歯に生え替わる準備が進みます。
・6、7歳頃で混合歯列に。6歳臼歯(永久歯)が乳歯の奥に生え、上下の前歯も永久歯に生え替わります。生えたばかりの永久歯は軟らかく、虫歯になりやすいので要注意です!
・7、8歳頃で前歯の生え替わりが完了。それに続いて側方の歯が永久歯へと生え替わり、12歳~遅くても15歳頃には全てが生え揃います。
※6歳臼歯が生え始めた頃に「パノラマX線写真」と言うお口全体が写るレントゲンを撮ると、顎の骨の中で永久歯の赤ちゃん(歯胚)が、乳歯を押し上げながら生えてくる準備をしているのが確認出来るため、撮影をオススメしています。
ステップ2:ここがポイント!生え替わり時期の虫歯予防
永久歯が生えると、磨く範囲もガラリと変わるので注意が必要です。また、グラグラする歯の周りには隙間が出来て汚れが溜まりやすく、この時期に虫歯になってしまうお子さんも珍しくありません。どんなことに気をつけると良いでしょう。
・前歯の要注意ポイントは? 乳歯の時に比べて高い位置から生えます。そのため、乳歯の磨き方のままでは上半分(歯頸部)に磨き残しが多くなってしまい虫歯や歯肉炎が心配です。
・奥歯の要注意ポイントは? 生えかけの6歳臼歯は歯茎がまだ被さっていたり、手前の乳臼歯より噛み合わせ面が引っ込んでいて磨きにくいです。また、深い裂溝もあり虫歯になりやすいです。「シーラント」と言ってプラスチックで埋める処置で予防したり、毛先の小さい「タフトブラシ」を使って磨くのも有効的です!
・グラグラ乳歯の周りの要注意ポイントは? グラグラする歯の周りや下には隙間が出来てしまうため、食べ物が詰まったり汚れが溜まりやすい状態に加え、歯茎もデリケートで歯磨きが難しくなります。そういう場所には「フロス」を使ってケアをしましょう。
ステップ3:歯科との継続的な付き合いがお子さんのキレイな歯を守ります!
『虫歯は予防できる』ことが今は一般的になりました。赤ちゃんの頃からフッ素塗布を受けられたり、保育園や幼稚園で歯科健診を受けたり。日頃から丁寧に仕上げ磨きをすることも大事ですが、「定期的なメインテナンス」が重要です。お子さんの変化の兆候をとらえて、問題が起き始める前に診断ができるので、早期に発見するためにはやはり歯科のプロの力を借りましょう!
キレイで健康な歯は、親から子への一生涯役に立つプレゼントです!一生に一度の大事な時期を、私たちと一緒に守っていきましょう!

【Drブログ】
Dr. 岩波 洋一
『ミラノ・コルティナオリンピック観戦』
冬季オリンピックが開催され、スキー、スノーボード、スケート、カーリングなど様々な競技が行われました。新種目が追加されたり進化が止まりません。スノーボードハーフパイプに注目してみると当初1998年長野オリンピックでは壁の高さが3.5mだったのが、現在は7m近くと2倍になっているそうです。大技が繰り広げられ、見るものを魅了する半面、競技者のケガが心配でハラハラ・ドキドキ親目線で見てしまいます。父子二人三脚で幼少期から頑張ってメダルを獲得できた、あるいは第一線で活躍してきたがメダルには届かなかったなど、現在に至るまでの過程や裏話を通じて、選手の人間ドラマを知ることで感情移入してもらい泣きしています。春が来る前に、我が家でもスキーやスケートなどウィンタースポーツを子供たちと楽しみたいと思いました。

【そこが聞きたい!Q&A】
今月の担当
Dr. いわなみ よういち
Q. 子供の歯並びは親に似るの?
A. 親子やきょうだいで顔が似るように、顎や歯の形や大きさ、歯の数、唇の形など遺伝で親子の歯並びが似ることはあります。遺伝による影響の程度は3割程度といわれています。しかし、歯並びは遺伝が全てではなく、生まれた後の環境的な要因によって変わります。食生活、指しゃぶりや舌の癖、体の姿勢や口呼吸、むし歯の本数などによって歯並びが悪くなることもあり得ます。この環境的要因に対しては、日頃からの心がけ、あるいは歯科矯正医の指導によるトレーニングで改善される場合があります。
お子さまの歯並びを心配されている場合は、お気軽にご相談下さい。








