3D/X線CT撮影装置
新たな診断価値を創造します
現在では、歯科診療にも多く取り入れられるようになった3D/X線CT撮影装置ですが、当クリニックに秋田県で初となる、フィンランド・プランメカ社製の歯科用CT撮影装置プロマックスが導入されたのは2008年4月のことでした。
従来であれば、医科の病院にCT撮影に行かなければいけなかったところが、当クリニック内で撮影ができることになったのです。
*CTとは?:コンピュータ・トモグラフィー(断層)撮影の略称。英語のComputed Tomographyの頭文字C-Tの組み合わせ。
X線を利用しお身体の輪切りの断面画像をコンピュータソフトで解析し、再構成して表示します。
当クリニックでCT撮影・診断ができることのメリット
- 患者さんが、他の医療機関にわざわざ出かける必要がありません。
- 医科用CT撮影の10分の1程度の被爆線量に大幅軽減を実現しております。
- いままでは、他の医療機関に出かける手間がかかるためにCT撮影をためらっていた症例でも、当クリニック内で撮影できるため、より正確で詳細な診断ができるようになりました。
- その結果、インプラント治療では、より「安全・安心・確実」な治療につながります。
- 歯科用CTのメリットを生かし、歯周治療や根管治療、口腔外科治療などにも、幅広く活用できるようになっております。
3Dイメージングを実現する先進テクノロジー
CTと言えば、医科用の大きなもので、トンネルの中に身体が吸い込まれるような装置をイメージしませんか?
ところが、当クリニックに導入した歯科用CT装置は、先進のテクノロジーにより、従来のデジタルパノラマ平面(2D)X線写真を撮影するのと同様に簡単に撮影できます。ですから、撮影に伴う患者さんの負担は、わずかです。
この1台でいままでの2D平面X線写真であるパノラマ、セファロ、トモグラフィーも、すべて撮影できるオール・イン・ワン(all-in-one)タイプとなっているのです。
また、撮影は1回194度のスキャンニングだけ、実効X線照射時間も7.2秒と短時間に抑えており、お身体に優しい撮影装置なのです。
多様な臨床を支える3次元(3D)イメージング
診断価値を高める3次元(3D)イメージングソフトウエア
歯科用CTといっても、いろいろな機種があります。撮影装置の良し悪しもありますが、実は、もっとも重要なのは、CT撮影した画像を画面表示するコンピュータソフトウエアなのです。
当クリニックの歯科用CTは、お口の中の状態を縦・横・正面の3方向でのスライス断面を、さまざまな表現で表示できることはもちろん、斜めにもスライス断面を表示することができるという画期的なソフトウエアを搭載しております。
また、画像築造により、実際の顎の状態と同じようにな立体画像も表示できるようになっております。その結果、より充実した診断価値の高い3次元(3D)画像となっているのです。
3D/X線CT撮影装置の平面X線写真で、見つけることのできなかったお口の中の疾患が発見された方もいます。
治療の必要に応じて、私たちから、CTの撮影をおすすめしますが、もし、ご自分のお口の中の状態をすみずみまで調べて「安心」したい方は、どうぞ、お気軽にお申し出ください。