今年はなにやったかな?
さて、ふと2011年、今年はなにやったかなあ〜?と考えてみました。
年初の診療開始日は、早々にスタッフと新年会をやりました。この冬は、なかなか強敵でした。大雪です。診療所は連日、男手を繰り出して、朝みっちり雪かきでした。そんな季節の中、娘の大学受験が始まり、センター試験がありました。それから、本試験やら何やら、本人以上にハラハラドキドキの期間がありました。
私といえば、昨年末に日本歯内療法学会の「歯内療法」という公式学会誌に投稿しました。何度か厳しい審査を受け、ようやく今年の第32巻 第1号に掲載されました。
「もう、こんな苦しいことは、二度とすまい!」(笑)と誓った一大事業でした。そのおかげで、歯内療法学会指導医に返り咲くことができました。
そして3月、ようやく娘の最終進学先を決める頃、まさに、この世の終わりかと思った東日本大震災とそれに伴う福島原発事故が発生。その結果、大学は放射線の影響のほとんどない関西の地に行くことになったのです。
さらに、予定していた4月の米国歯内療法学会(AAE)、サンアントニオ行きは残念ながらキャンセル。
そこで、娘の入学の関係で、大阪に行ってみました。そしたら、その日は、大当たり。何と大阪造幣局の桜が、ちょうど今が盛りの満開だったのです。128品種352本の桜が咲き乱れ、ピンク、白、赤、黄、緑、紫といった見たこともない花もあって感激でした。
初夏、6月に、私が歯科医師人生のスタートを切った日之出歯科診療所がリニューアルオープン。大きく変貌をとげ、見学させてもらいました。診療台数は41台、圧倒的な規模です。
さらに、帯広に近いトマムで結婚式もありました。トンネル火災で有名となった石勝線の「特急スーパーおおぞら」に乗ってきました。2回も「えぞかもしか」をはねてしまい、緊急停車という経験もしてきました。
トマムは、スキーやゴルフのリゾート地。国体で優勝した美人スキーレーサーの心のこもったリゾートウエディング、ジューンブライド、素晴らしかったですね。
そして、暑い夏。長崎で歯内療法学会が行われました。今回は、学会で3つ発表してきました。その1つがヒットして、昨年のデンツプライ賞に続いて、念願の「大会会長賞」を受賞することができました。
長崎は今日も雨、ということもなく、快晴で暑く、異国情緒とおいしい食べ物を楽しんできました。
9月には、東日本大震災に被災した仲間を応援するため、デンタル・ビジネス・マネージメント(DBM)の協力を得て、大阪でフェニックスセミナーを開催。交通費も講師謝礼もなし、集めた参加費は、すべて被災した仲間へ拠出という趣旨でした。関西の先生方の協力で大成功でした。また、9月には日本口腔インプラント学会の専門医試験の申請、10月には、日本歯内療法学会の認定研修施設指定の申請をしました。
11月には、公益社団法人日本口腔インプラント学会東北北海道支部総会学術大会を私が会長をつとめる秋田インプラント研究会の主管で開催しました。秋田初の「インプラント・市民フォーラム」もやりました。当クリニックをご愛顧いただいている多数の皆様の出席をいただきありがとうございました。準備に3年費やし、学会実行委員をやってくれた仲間の先生、秋田大学の先生、そのスタッフの献身的なご協力のおかげで、他県・道からお越しいただいた皆様から「いい学会だった、素晴らしかった」と高い評価をいただきました。まさに結束の勝利です。大成功!
11月下旬は、歯内療法学会の理事会や専門医教育セミナー、次週に、顕微鏡歯科学会での講演でした。
そして師走へ突入。今年ももう少し残っていますが、これが私の2011年の概要でした。読者の皆様はいかがだったでしょうか。
来年も、皆様の健康を守るために努力して参る所存でございます。