お知らせ未来健康通信

未来健康通信2026年7月号

夏に増える『歯がしみる症状(知覚過敏)』とは!?

暑い日が続くようになると、アイスクリームや冷たい飲み物を口にする機会が増えてきます。

その際に「歯がキーンとしみる」「一瞬ズキッとする」と感じたことはありませんか?

このような症状は、「知覚過敏」と呼ばれるものの可能性があります。

むし歯ではないのに歯がしみるため、様子を見てしまう方も多いのですが、実は多くの方が経験している身近なトラブルのひとつです。

知覚過敏とは?

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織で覆われており、その内側には「象牙質」、さらにその奥には神経があります。

通常、エナメル質がしっかりと保護しているため、外部からの刺激が直接神経に伝わることはありません。

しかし、何らかの原因でエナメル質が薄くなったり、歯ぐきが下がって象牙質が露出したりすると、冷たいものや甘いもの、歯ブラシの刺激、冷たい風などでも神経に刺激が伝わり、「しみる」と感じるようになります。

⭐︎どうして夏に感じやすいのか?

夏は冷たい飲食物の摂取が増えるため、これまで気づかなかった知覚過敏の症状が気になることがあります。

さらに暑さによる疲労やストレスから、無意識に歯ぎしりや食いしばりが増えることもあり、これが歯の表面に負担をかける一因となる場合もあります。

⭐︎主な原因について

知覚過敏はさまざまな要因が重なって起こります。

・力を入れすぎた歯磨き

・歯ぎしりや食いしばりの習慣

・加齢や歯周病による歯肉(歯茎)の退縮

・炭酸飲料や柑橘類など酸性の飲食物の頻繁な摂取

・ホワイトニング後の一時的な影響

特に、毎日の歯磨きは大切ですが、力が強すぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。ですので、適切なブラッシング圧で磨くことが大切です。

⭐︎ご自宅で出来る対策(症状が軽度の場合)

☑︎やわらかめの歯ブラシを使用し、力を入れすぎずやさしく磨く(時間は長めに!)

☑︎知覚過敏用の歯磨き剤を継続して使用する

☑︎冷たいものを一気に口に含まず、少しずつ慣らすようにする(ストロー等を使う)

☑︎酸性の飲食物の摂取を控えめにする、または摂取後に口をゆすぐ

☑︎食いしばりに気づいたら意識的に力を抜く

こうした対策を続けることで、症状の軽減が期待できます。

⭐︎受診の目安について

一時的にしみる程度であれば様子を見ても問題はない場合がありますが、症状が長引く場合や、強くしみる場合は注意が必要です。

知覚過敏と思っていた症状が、実はむし歯や歯の亀裂(クラック)、詰め物や被せ物の不適合など、別の原因によることもあります。

これからの季節、冷たいものを楽しむ機会も増えてきますが、しみる症状が続く場合は自己判断せず、ぜひご相談ください⭐︎

W杯いよいよ開幕

Dr.岩波 洋一

4年に1度のサッカーW杯。サッカー好きの私にとって見逃せない一大イベントです。

スポーツ観戦はどの競技も楽しみしているのですが、最近の人気スポーツはPPV(スポーツブル ペイパービュー)が主流となりつつあり、気軽に観戦できない状況となっています。最近ではWBCやボクシング井上尚弥VS中谷潤人の試合など、見られずにとても悔しい思いをしてきました。W杯の日本戦はTV観戦できるので一安心と思いきや、時差のため試合がちょうど仕事中の時間のものもあるではありませんか。録画して楽しむしかありませんが、職場の誰かから結果を告げられないよう気を付けて行動したいと思います。がんばれニッポン!

Q. 仕上げ磨きは何歳までしたほうがいいですか?

今月の担当

Dr. いわなみ よういち

A. 小学校に入る前の4、5歳になると、少しずつ子供も自分である程度の歯磨きができるようになります。6歳臼歯(第一大臼歯)は、その名の通り6歳前後に一番初めに生えてきやすい永久歯です。奥歯のため、子供にとって歯ブラシが届きにくく、歯の溝の部分が乳歯と比べて深いため、プラークが溜まりやすく虫歯になりやすい代表的な歯です。この6歳臼歯が生え始めて2、3年は、歯の質が弱いため、もっとも虫歯になりやすい時期です。仕上げ磨きは特に何歳までするべきだと明確な決まりはありませんが、あえて言うならこの6歳臼歯がしっかり生えきる小学校低学年のうちは、仕上げ磨きをしっかり行った方が良いです。小学校中学年〜高学年になったら本人の自立を促しながら、最後に親がチェックし、必要に応じて仕上げ磨きをするのが理想的です。

そして定期的に歯科医院でチェックを行い、歯磨きの指導を受けフッ化物塗布などの予防処置も行いましょう。