お知らせ未来健康通信

未来健康通信2026年8月号

唾液ってどんなはたらきがあるの?

人は唾液腺というところから1日に1~1.5Lほど唾液を分泌していると言われています。その唾液には様々な役割があります。

①自浄作用:食べかすや歯垢を洗い流すはたらき。

②消化作用:酵素(アミラーゼ)がデンプンを分解して体内で吸収するのを助けるはたらき。

③抗菌作用:細菌が増えるのを抑えるはたらき。

④粘膜保護作用:唾液に含まれる糖タンパクが喉や食道などの粘膜を傷つけにくくするはたらき。

⑤食塊形成作用:食べ物の味を感じさせ、噛み砕いて飲み込むまでの動作をスムーズにするはたらき。

⑥pH緩衝作用:飲食によって酸性に傾いたお口の中のpHを中和させるはたらき。

⑦粘膜修復作用:粘膜が傷ついた時に修復するはたらき。

⑧再石灰化作用:飲食によって溶けかかった歯の表面を修復するはたらき。

⑨潤滑作用:発音や発声をスムーズにするはたらき。

唾液は虫歯や歯周病などのお口の健康に大きく関係するだけでなく、食事や会話をスムーズに行うためにもとても重要な役割を果たしています。唾液の量を増やしお口の乾燥を防ぐことが大切です。

《口腔乾燥を防ぐために》

◎唾液腺マッサージ
人は口の中の唾液腺から唾液を出しています。大きな3つの唾液腺を刺激して唾液の分泌を促しましょう。
・耳下腺→ 人差し指を耳たぶの下あたりに当てて後ろから前へぐるぐる回すように押す。
・顎下腺→ 親指をあごの骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下からあごの下まで骨に沿って5カ所くらいを順番に押す。
・舌下腺→ 両手の親指をそろえ、顎の真下からグッと押す。

唾液は虫歯や歯周病などのお口の健康に大きく関係するだけでなく、食事や会話をスムーズに行うためにもとても重要な役割を果たしています。

◎マウスリンス、マウスジェルを使う
マッサージにプラスして、マウスリンスやマウスジェルの活用も乾燥対策として有効的です。

ジェルタイプはジェルが蒸発しにくく、お口の中を長時間保湿することができるので乾燥の症状が著しい方にオススメです。
ジェルのねっとり感が苦手な方にはマウスリンスがオススメです。適量を口に含みぶくぶくしながら全体に行き渡らせて使用します。

お口の乾燥を防ぐため、唾液の分泌を促しお口の健康づくりを意識していきましょう!

献血に行ってきました。

Dr. 藤田 響

 先日、ふと思い立って、献血に行ってきました。これまで一度も経験したことがなかったので、人生で一度はやってみたいと思い、挑戦してきました。
 普段は歯科医療の現場で麻酔注射を行う側ですが、実は自分自身が針を刺されるのは得意ではありません。痛くないだろうか、緊張で具合が悪くならないだろうか、と、患者さんの不安な気持ちを改めて追体験する機会となりました。
 採血室は歯科のようなユニットが並んでおり、広く清潔で安心できる空間でした。担当してくださった看護師さんは非常に優しく、注意事項を丁寧に説明してくださったので、緊張もすぐにほぐれました。何より、針を刺す技術が素晴らしく、痛みを感じなかったことに感動しました。
 採血中や終了後の休憩時間には、テレビを見たり、飲み物をいただいたりして、リラックスして過ごすことができました。
 自分自身の健康が損なわれると献血ができなくなる可能性もあります。今のうちに、少しでも社会貢献ができればと考えさせられる一日となりました。またタイミングを見つけて伺いたいと思います。

Q. 入れ歯を長く持たせるには?

今月の担当

Dr. いわなみ よういち

A. 「できるだけ長く持つ丈夫な入れ歯を作ってほしい」。入れ歯の治療を受ける患者さんから、そうお願いされることがあります。できるだけ、歯科技工士とともに期待に沿うよう全力で作製しますが、残念ながらモノには寿命があります。入れ歯には、強力な噛む力がかかる上に、飲食物の熱さや冷たさ、酸やアルカリの刺激も加わります。ですから、入れ歯を何十年も持たせるのは難しいと言わざるを得ません。また、年齢とともに口の中の歯ぐきはやせてしまうため、入れ歯が合わなくなってしまうことがあり、定期的な調整や作り直しが必要です。放置しておくと、さらに合わなくなり、破折などの原因となってしまいます。また入れ歯は、きちんと汚れを取り手入れをしないとどんどん劣化していきます。長く持たせるには、日々のお手入れやきれいに保つ心がけも大切です。