お知らせ未来健康通信

未来健康通信2026年10月号

食いしばり・歯ぎしりを放置していませんか?〜歯や全身への影響について〜

「朝起きるとあごが疲れている」
「最近、歯がしみるようになった」
「家族から寝ている時の歯ぎしりを指摘された」
このような経験はありませんか?
その症状は、食いしばり(クレンチング)や歯ぎしり(ブラキシズム)が関係している可能性があります。
食いしばりや歯ぎしりは、多くの方にみられる習慣ですが、強い力が長期間かかり続けることで、歯や歯ぐき、顎関節に大きな負担を与えることがあります。

歯を長く守るためには、むし歯・歯周病予防だけでなく「歯にかかる力の管理」も重要です。

食いしばりや歯ぎしりは自覚症状がない方も多く、歯科検診で初めて指摘されるケースもあります。

○食いしばり・歯ぎしりで起こる症状
① 歯がすり減る・しみる
強い力が繰り返しかかることで、歯の表面(エナメル質)が少しずつ削れることがあります。

その結果、
・歯の先端が平らになる

・冷たいものがしみる(知覚過敏)
・歯に細かなヒビが入る
などの症状につながります。
② 歯が欠ける・割れる
睡眠中の歯ぎしりでは、無意識のため非常に強い力がかかることがあります。
その影響で、
・詰め物、被せ物が壊れる

・歯に亀裂が入る
・歯の根が割れる(歯根破折)
ことがあります。
特に歯根破折は、状態によって抜歯が必要になる場合もあるため注意が必要です。
③ 歯周病を悪化させる可能性
歯周病の主な原因は細菌感染ですが、そこに過剰な噛む力が加わることで歯を支える組織への負担が増えます。
その結果、
・歯が揺れる
・噛むと痛い
・歯周組織への負担が増える
ことがあります。
歯周病管理では、細菌のコントロールだけでなく、噛む力の確認も大切です。
④ 顎関節症との関係
食いしばりによって、あごの筋肉や関節へ負担がかかることがあります。
注意したい症状として、
・口が開きにくい
・あごが痛い

・朝起きるとあごが疲れている
などがあります。
顎関節症には複数の原因がありますが、食いしばりは関係する要因の一つと考えられています。


○食いしばり・歯ぎしりの原因
原因は一つではなく、さまざまな要素が関係すると考えられています。
代表的なものとして、
・ストレス
・睡眠の質
・生活習慣
・飲酒や喫煙
・カフェイン摂取

・噛み合わせの問題
などがあります。
以前は「噛み合わせ」が主な原因と考えられていましたが、現在では複数の要因が関係すると考えられています。

○歯科医院でできる対策
症状やお口の状態に合わせて、
・ナイトガード(マウスピース)の作製
・歯のすり減りチェック
・噛み合わせ確認

・生活習慣のアドバイス
などを行います。
ナイトガードは歯ぎしり自体を完全になくすものではありませんが、歯や被せ物への負担軽減が期待できます。

○ご自身でできる予防方法
日常生活では、

・スマホやパソコン作業中の食いしばりに注意する

・睡眠環境を整える
・過度な飲酒やカフェインを控える
・定期検診で歯の状態を確認する

ことなどが大切です。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください!

食べ放題に行きました

Dr. 藤田 響

ずっと気になっていた、お寿司の食べ放題に行ってきました。好きなものを好きなだけ食べる派、普段は挑戦しないネタを攻める派など、食べ放題に臨む姿勢は人それぞれかと思いますが、今回はいかに元が取れるかという、コスパ重視で挑むことにしました。普段のお寿司はマイペースに美味しくいただくものですが、今回はあくまで挑戦の日です。
 食べ放題は、席に着いてからがスタートではありません。おなかを空かせてコンディションを整えるところはもちろん、その前段階として、どのネタを食べるのが一番コスパが良いのか、という事前リサーチから勝負は始まっています。通常メニューの価格や、過去の挑戦者のブログを調べて戦略を練ります。例えば、2貫110円のサーモンを頼むより、1貫220円相当の中とろを攻めたほうが、お腹にたまらずお得ではないか……などと目星をつけ、いざ当日へ。
 当日は作戦通りに次々と注文。途中、食べ放題でしか行わない、デザートによる味変を挟みつつハイペースで食べ進めました。そして制限時間になりました。しゃべれないほどにお腹いっぱいになり、食べ放題価格3,000円のところ、なんと8,000円相当を平らげての終了となりました。
 当日はもうしばらくはお寿司はいいやと思ったものの、やっぱりお寿司自体は大好きなのでまた食べたくなっています。食べ放題はしばらくいいです。ちょっと意地汚い挑戦でしたが、最高に非日常を味わえて楽しい一日でした。

Q. PEEK冠とは?

今月の担当

Dr.いわなみ よういち

A. PEEK冠は、奥歯で金属を使用しない保険適用の高強度プラスチック冠で、当クリニックで保険治療を希望された患者さんに対し、主力の材料となっています。その特徴についてお話すると、メリットは金属アレルギーの心配がない、割れにくい、歯を削る量が少なくて済むことがあげられます。デメリットは見た目の透明感がなく白すぎるマットな感じ、変色やすり減りがある、粘着性のものがくっつきやすいなどがあります。他の歯はもちろんですが、PEEK冠は表面に傷がつくと着色や汚れが残りやすくなるため、より丁寧なブラッシングが重要であると考えています。すべてにおいて完璧な歯科材料は存在しませんが、時代とともに確実に進歩していることは間違いありません。