MILBの宇宙人

昭和も昔となってしまった感がありますが、私が子どもの頃は、巨人・大鵬（横綱）・卵焼きの時代でした。
時は昭和40年代、川上（監督）ジャイアンツの連続9回日本シリーズ制覇の後半は、バリバリの巨人ファンで、全盛期の王貞治選手のホームランが楽しみでした。
高校生の時に、王選手が放った当時の世界新記録となる756号ホームラン実況テレビ中継を生で見ていました！打たれた投手は、打たれたことで一躍有名になったヤクルトの鈴木（康）投手で、私も忘れることができません。
その後は、巨人軍の長嶋監督時代、米国のメジャーリーグも野茂英雄投手の活躍から2009年のニューヨーク・ヤンキースで松井秀喜選手がワールドシリーズMVPを受賞したあたりまでは、熱心にテレビ観戦をしていたものです。
しかし、ここ10年ほどは、トンと見なくなっていました。
それが、今年になって、大谷翔平選手のメジャーリーグ（MLB）での活躍を目にして、一気に熱狂的なショウヘイ・ファンとなってしまいました。生中継の「ショウタイム（SHOWTIME）」は、さすがに日米の時間差で、ちょうど午前中の診療時間なので、ほとんど見ることはできません。なので、ウチに帰ってから、どれどれ、本日のショウヘイはいかが？とばかりに、ユーチューブ（YouTube）を開けて録画観戦をしています。
9月のある日のスポーツ紙報道では、「大谷は、投手登板翌日の試合で好成績を残す傾向にある。これまで17試合に出場し57打数17安打8本塁打。打率は2割9分8厘となっている。また、勝ち星を挙げた翌日は8試合で32打数10安打5本塁打。打率3割1分3厘と、さらに打ちまくっている。」
この記事は、ちょうど投手登板で勝ち投手になった日だったのですが、案の上、次の日の先発DHで2安打、その内ホームラン1本でした！彼の活躍は、ご存知の通り投手とバッターの「二刀流」。今や「野球の神様」ベーブルースと比較して、論じられています。
ルースは、1930年代前半までの活躍でしたから、もし、当時10歳の子どもがルースを目にしていたとしたら、2021年には、100歳前後のはず。世界中にそう多くはいないでしょう。
つまり、ルース以来の「二刀流」を同時代人として生で見られると言うことは、歴史的に見ても、とってもすごいことなのです。それゆえ、MLBの解説者が言うには、ショウヘイは、いまだに人類が見たこともない上に、まるで人間離れした能力を備えた「宇宙人だ！」ということなのです。
レギュラーシーズン終了は、10月4日。この通信が皆様のお手元に届く頃、ショウヘイは、いったい何本本塁打を打って、投手では何勝していることか？これからの終盤が楽しみです。
さて、今や、実りの秋。地物の旬の果実や野菜が美味しい時季になりました。何でもバリバリ食べられるよう、お口のクリーニングにお越しください。